メタボリックシンドロームについて/原因と前兆

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メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドロームは、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症といった複数のリスクが組み合わさった状態を指す病態をいい、糖尿病や心血管疾患のリスクが高まる警告サインともされています。

主な原因は、過度な摂取エネルギーと運動不足で、つまり、現代社会の生活習慣によるものが大きいですが、遺伝的要因である場合もあります。

初期段階では症状が少ないことが多いですが、腹部の脂肪が増加してくる、血圧が上昇する、血糖が上昇するといった血液中の変化があるため、定期的な検査で確認しましょう。

メタボリックシンドロームの予防には、定期的な健康診断や生活習慣の見直しが必要です。早期の発見と対策により、将来的な健康リスクの大幅な軽減が期待できます。

メタボリックシンドロームになる原因

メタボリックシンドロームは、現代社会の生活習慣と密接に関連しているとされています。

高エネルギー食の生活:高エネルギーで脂質や糖分が多い食事、塩分過多な摂取などは、メタボリックシンドロームのリスクを増大させます。

運動不足:運動不足により体重の増加やインスリンの作用低下を招き、脂質異常症や高血糖につながります。

遺伝的要因: 家族歴や遺伝的関与も影響があります。特に親や兄弟にメタボリックシンドローム患者がいる場合、注意が必要です。

年齢: 年齢が上がるにつれて、体の代謝が低下し、メタボリックシンドロームのリスクが高まることが知られています。

ストレス: 長期的なストレスは、ホルモンのバランスが乱れ、食欲増進や体重増加の原因となりえます。

メタボリックシンドロームの症状

メタボリックシンドロームは複数の異なる症状が組み合わされた状態であるため、その表れる症状も多岐にわたります。ウエストの基準値を超えて、かつ血糖、脂質、血圧のなかから2つ以上の基準値を超えた場合に、メタボリックシンドロームと診断します。

肥満: 腹部がふくらみ、リンゴ型の肥満とも呼ばれます。特に腹部の皮下脂肪が増加することが特徴です。ウエスト周囲径が男性で85cm、女性で90cmを超えるのが基準です。

高血糖: 空腹時血糖値が110mg/dl以上が基準値です。

脂質異常症:血中のトリグリセリド値が150mg/dl以上、またはHDLコレステロール値が40mg/dl以下の状態が該当します。

高血圧: 血圧が130/85mmHg以上の状態が基準です。

これらの症状が重なることで、糖尿病や心血管疾患のリスクが考えられます。初期段階では自覚症状が少ないことが多いので、継続的な健康チェックと日常生活の見直しが大切です。

メタボリックシンドロームの予防方法

メタボリックシンドロームの予防方法

メタボリックシンドロームを予防するためには、日常生活の中での習慣の見直しと意識的な健康管理が必要です。以下に、具体的な予防方法を挙げています。

正しい食事バランス:無駄な糖質や脂質の摂取を避け、バランスの良い食事を心がけましょう。特に野菜や魚を多く摂ることが推奨されます。

定期的な運動:週に2〜3回、合計で週150分程度の中で強度の運動を行うことが推奨されています。散歩やストレッチから始めても良いでしょう。

正しい体重管理:BMIやウエスト周囲径をチェックし、正しい範囲内での体重管理を目指しましょう。

アルコール摂取の制限: 過度なアルコール摂取は、脂質異常症や高血糖のリスクを増加させます。適量を守りましょう。

ストレスの緩和:リラックスできる時間を持ち、十分な休息をとることで、ストレスを緩和します。

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