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- 糖尿病とがんの関係
糖尿病はがんリスクを上昇させる研究報告もあります
特にII型糖尿病の方は、そうでない方と比較すると、がんになる確率が20%高いという研究報告があります。がんの部位に関して、日本人の場合は大腸がん・肝臓がん・膵臓がんのリスクが高まると指摘されていますが、海外の人の場合はプラスして子宮内膜がん・乳がん・膀胱がんのリスクも高めるとされています。
反対に、糖尿病罹患者は前立腺がんのリスクが低下する可能性があるとの見解も示されています。
糖尿病になるとがんになりやすくなる理由
なぜ糖尿病になると、がんになりやすいのでしょうか。その理由は以下が考えられます。
- インスリンの効果低下により増加した血中インスリン濃度が発がんリスクと関わる可能性があると言われているため。
- 高血糖状態による酸化ストレスも発がんの原因と考えられているため。
- II型糖尿病患者には、全身の慢性炎症が見られ、これが発がんの原因となるとの見解があるため。
しかし糖尿病とがんのリスクは、加齢や肥満、生活習慣など共通の課題に直面する可能性が高いとの指摘もあるため、ご自身の原因は何なのか突き止めて、原因を取り除いたり低減させたりする必要があるのです。
